『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録05:11頁
しかし幾ら発音がうまく合っても、
意味が通じなければ、なんにもならない。
一体?このパリー語の意味はどんなものなのだろう?。
これには『帝柱』という訳がついている
日本語でいえば「ミカドの柱=天皇の柱」であり、
その意味は「国の御柱」といったところだ。
こうみてくると『記・紀』の『国生み』の最重要モチーフは、
男女2神が「国の御(み)柱」を回ることにある。
どこからみても「磤馭盧(インギーラ)」とは、
この『帝柱』だったのであり、
それが理解できない人々が、
ただその発音に当て字しただけのものだったのである。
それをムリヤリ『古事記』の筆者が「オノゴロ」とコジつけ、
それだけでは不足なので「島」を追加した。
そのためそれが一見、
真実らしく見えたために真相が現在まで闇に葬られてきたのだ。
だがそれなら、どこかにその『帝柱』がなければならない。
わざわざ原語で記録されたのだから、
当時は隠れもない現実の事件として、
天皇と皇后がその帝柱めぐりに相当する行為を行ない、
それが国を生むという歴史的大事件の象徴として、
重大な意味をもっていたのである。
少なくとも伝承誕生当時には、
それがどこかに実在していなくてはならない。
そしてそれは今も実在している。
古来、オノゴロ島てはないかといわれそきた沼島(ヌシマ)に、
それは今も天に向かって聳えている。
立神岩と呼ばれているのがそれなのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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