『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録06:22頁
さらに見落としてはならないのは、
地理的にもインドより近い東南アジアからの移民が、
大量に入って日本人を形成している事実である。
それは日本語のなかに彼らの言語の中核になっている
マレー語単語の量が非常に多いことと、
彼らには100%近く見られる蒙古斑をもつ日本人が、
蒙古人の%より多いという事実がある。
彼らはそれらとともに宗教も持ち込んでいた。
それは原始シンドゥ教の一派で、
シバ神を中核として崇拝するシバ教徒だった。
シバはヒマラヤに住む山の神とされ、
インド中心に広く東西に広がっていた山岳信仰の本尊だった。
日本語で山をヤマと発音するのは、
このシバの別名のヤマが語源なのである。
位宮は卑弥呼政権を倒す戦略として、
それらのヤマ神教徒と妥協して彼らを味方にした。
だから『三国史記』高句麗本紀では
彼に「山上王」という肩書きをつける。
これはヤマガミという日本語の当て字で、
山神(ヤマがみ)を意味しているし、
邪馬(ジャマ)壹国の邪馬でもある。
卑弥呼当時はジャマと発音し。
ヤマと読まれるようになったのは
7世紀以後に唐の発音が我が国に入って来てからだが、
そのジャマはやはりシバ神の別名の一つで、
ジャバなどと同じくその国民の信仰が国名になっていたのである。
卑弥呼と対立する拘奴国王として屋久島南部にいた位宮が、
北半分の国・邪馬を味方にして、
壹與を女王に立てて邪馬壹国を作ったのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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