2010年4月16日金曜日

「卑弥呼の半島仏伝」が神功皇后の三韓支配

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録06:16頁

この<カイ>を<ケ>と発音するパーリ語の特徴は、

朝鮮半島にも分布している。

のちに高麗王朝の首都になった<開城>は、

私たちなら<カイジョウ>と発音するが、

地元では<ケソン>と発音する。

明かに<カイ>を<ケ>と発音しているし、

<ジョウ>を<ソン>と発音している。

南九州語も<ショウチュウ>(焼酎)を<ソツ>と発音する。

だから<ジョウ>は清音で>ショウ>、それが<ソ>になり、

語尾の<ン>は、南九州語の助詞「ン=の」だとわかる。

「ケソの町」という意味で<ケソン>なのである。

<陳寿>の『魏書』東夷の項には、

朝鮮半島に<韓人>・<穢(ワイ)人>・<倭人>が混任していることを

書くし、

三韓の小国名の大半が日本語であることは、

拙著でも繰り返し指摘してあるが、

このパーリ語系発音の実在は、

卑弥呼時代には南九州から高句麗までが

一体化した卑弥呼政権下にあり、

彼女が高句麗を名乗りにもつ孝霊天皇家の出であるという

『記・紀』の記録が正しいことも明確に確認できる。

このことは<日本の仏教>は、

欽明天皇のとき百済聖明王が日本へ伝えたというのが

最初の伝来だとして、

中国から朝鮮半島経由で入ったものだとして来た

在来の定説が明かに間違っていたことを示す。

それよりはるか前に、

<卑弥呼仏教>が南九州から朝鮮半島に入って広がっていた。

それが神功皇后による三韓征伐として記録に残った部分なのである。


『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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