2010年4月3日土曜日

宇和島は果たして大倭之国だったか?

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録06:3頁

淡路島を拠点とした『国生み』とは、

倭の五王の最後の王・武による今の奈良県高市地方侵入による、

のちの大和朝廷(天武天皇以後)の創設という視点から見たもので、

「地方政権時代から脱皮して、中央政権としての地盤を確立し、

朝廷による統一国家を生み出した」

という意味の国生みだったことを、

前講までで一応ご納得いただけたと信じている。

では、この建国のあらすじは、

信頼できる証拠や証明をどれくらいもっているか?。

それをどう見つけ、どう理解し、どう説明して、

それが史実の残した貴重な文化財であり、

国宝であることを、どう立証すればいいのか?。

その実例をこれからご覧戴くことにしよう。

東京都の塩崎恵一正会員は

史実の実地調査を入念に実行されてきた碩学で、

従来もいろいろご教示を戴いてきたが、最近のご指摘をあげると、

これまで本講で、

愛媛の宇和島は発音が大倭之国(ウワシマ)に一致するから、

四国倭国の都の名残で、

倭の五王の重要拠点の遺跡だとお話ししてきたが、

氏はその宇和島は江戸時代の伊達氏転封以前はイタジマという名で、

伊達氏前領地首府の「ウワ」という地名を移してウワジマに改めたもので、

古代地名ではないというご指摘を戴いた。

言語復原史学を否定する説には、このご指摘に類するものが多く、

粗雑に大まかな座標として利用していた愚に気づき、

貴重なご指摘に深く感謝申し上げている。


『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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