『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録06:8頁
この音読と訓読の違いはどういうことなのか?。
過去にもこの王たちは親子関係が単純でなく不鮮明だとして、
分割する案が出ていることはご存じの通りである。
たしかに『宋書』の記事は、
それを疑わせるような書き方になっている。
いまこの発音差を重ね合わせると、
いかにもそれが真実だったように思えてくる。
この発音差は天皇たちの国籍が変わったせいなのか?
…それ程ではなくても、
別系の王が交互に即位した痕跡なのだろうか?。
しかし発音は人種とは無関係に、その地域に土着する。
親の国籍や発音がどうであろうと、
次の世代になれば、その地域の言葉をそっくりそのままに話す。
五王各人固有のこの名乗りが領土拡大に伴なう新領地名であることは、
すでに確認済みだから、
彼等はその名乗りの地域の住民からみれば「よそ者」であり、
新来者にすぎないから。
いかに武力に勝っていても、数ではとうていかなわないので、
多数が使っている言葉のほうを使うことになる。
だとすれば倭済が獲得した地方をイズミと呼ぶから、
済はセイでなくスミへの当て字として使い、
武も占領した地域・高市をタケシと発音していたから、
武はブではなくタケシへの当て字として使ったのであって、
天皇たちの国籍や系統が変化したのではないと裁定できる。
するとこの間題はここから、
重大な局面に突入することになる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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