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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:560頁
第十章 天毒とセリカ
絹の産地セリカ(3)
ここで注目したいのは
「黄金と白銀とで宮殿を造っている」という一節である。
白銀の「白」は清時代の解釈により入れられたもので、
本来は「銀」であったらしい。
この伝説が漢の時代になって渡来するようになった
インドの商人たちに伝えられた痕跡がある。
それが、また西方のローマへ伝えられることとなった。
古代ローマの
ポンピニウス・メラガクラウディウヌ帝(紀元41-54年)に
東方の絹の産地について書いたものの中に、
セリカの南のインドの辺りに二つの新しい島があって、
その名前がクリゼ島とアルジレ島である、という。
そして
「名前が事実からか、
いい伝えが名前からか、
どちらにしても、
その土地の一方が金で出来ていて、
もう一方は銀で出来ている」と述べている。
クリゼ島名はギリシャ語の χρυσός (金)、
アルジレ島名は ασήμι(銀)に依拠する。
また、サンスクリット語の krśana(黄金、宝石) 、
arjuna(銀、銀の、白い) に対応する。
これらは伝説に始まったことであり、
比定地を想定することは無意味である。
だが、セリカは確かな地域名として想定される。
『参考』
前人未到の道を行く - 邪馬台国・奇跡の解法 - Gooブログ
古代史獺祭
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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