『Yahoo!天気・災害』
Matのジオログ
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:534頁
第十章 天毒とセリカ
インドの海洋交易商人(2)
そして紀元前3世紀頃になると
アーリア人の海洋交易商人が登場し、
彼等は同業者社会 shabā を組織し、
活発に海外貿易に乗り出すようになった。
紀元後には遠洋航海についての記述も
経典などの史料にみられるようになる。
大海に入って貿易することは厖大な利益を生み、
末代まで楽に生活できる富を得られるとか、
貧しい人々の生活を改善するためには
海外貿易を行って得た財力で策を講ずるなどの記述がある。
また、遠洋航海のための労働者が育ってきた。
中村元の「インド古代史」には「増壱阿舎教」に載る
ベナレスの商人の物語が紹介されているが、
そこに航海技術者として
「諸の船舶を備え、また五人を雇いぬ。
其の五人とは一は船を執り、二は棹を接し、
三は漏るるを杼(く)み、
四は沈み浮かぶことに着巧にして、
五は船師なり」とある。
インドの海洋貿易商人はサンスクリット語で
vānika と呼ばれたが、商人は vanija で
売買をして生活する者というのが語幹となっている。
この vani- を祖語とした伝説が
東南アジアにある「ワニ」伝説であることも
第六章「月氏と秦氏」で触れた。
海洋貿易商人が航海に使う船舶は
yāna-pātra と特別視されたが、
船の総称は nau,nauka,nāvā で
ギリシャ語でもnau と語源を同じくする。
船乗りたちは nāvāja,navika と呼ばれた。
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
0 件のコメント:
コメントを投稿