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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:550頁
第十章 天毒とセリカ
姑射と偎人(2)
雲南省の「哈尼族社会歴史調査」は、
これを「洪西」とし、
「クンシーロー」を洪西楼と表記する播種祭である。
そのような農耕神を祀ったのが佐賀県神埼郡神埼町の
櫛田宮である。
「櫛(くし)」は「クンシー」の転訛で、
姑射(gu-she)も同語を祖語とすると考える。
「クシ」は現在の福岡市を含むかっての粕屋郡の「粕」となり、
「香椎」ともなっていると考える。
その名称はまた大分県の玖珠郡名や久住町ともなっている。
玖珠郡玖珠町綾垣に姑射山神社が鎮座する。
さらに九州名の祖語で、ku-shu であり、
後に九つに分かれた国との概念からこの漢字を当てたものである。
また「櫛田」名は三重県の松阪市にあるが、
その字義を墾田と解釈されているものも「クン・シー」に対応する。
このように姑射である「クシ」は
倭族が持ってきた九州地方の最も古い地名とみられるのである。
九州には金毘羅神社が多いが、
その祖語も倭族の農耕に係わる儀礼である
「クンシーロー(畑神-祭)」である。
これも前掲書の採取用語であると共に
前記雲南省の調査が
「洪皮楼」と表記する稲の収穫祈願祭である。
《Key Word》
櫛田宮
櫛田宮
姑射山神社
姑射山神社
『参考』
前人未到の道を行く - 邪馬台国・奇跡の解法 - Gooブログ
古代史獺祭
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
『参考』
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
アルパチア遺跡出土の碗形土器
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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