2012年10月18日木曜日

あなたは祖国が、いつ生まれたかさえ知らない



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏
 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録34:9~11頁


 《あなたは祖国が、いつ生まれたかさえ知らない
 「あなたは祖国が、いつ生まれたかさえ知らない

 「貴方は祖国がいつ生まれたかさえ御存知ない」、

 こう言うと怒り出す人がいる。

 貴方も

 「神武天皇の橿原即位年の2月11日建国記念日にきめられている。

  年は不正確でも、ほぼ紀元ごろだという。

  建国の時期は不明じゃない」と反発なさると思う。
 
 だが、あとでお話しするように、

 本当の建国紀元は今から2000年前なんかではない。

 少なくとも西暦紀元前6000年。

 いまから8000年前までさかのぼることが判ったのである。

 神武天皇は、そんなに大昔の人ではない。

 『日本書紀』が書く二千六百数十年前ではなくても、

 西暦紀元前後の人だとされてきた。

 ところがそれも間違いで、

 本当は3世紀の卑弥呼と同じ時代の人だと私(加治木義博)が立証した

  (ロングセラーズ刊『卑弥呼を攻めた神武天よ』)。

 それを疑って書き換えた人はいないから、

 これはもう動かない定説になっている。

 だから8000年前に建国したのは神武天皇ではない。

 建国者が誰かは不明だが、我が国が当時から存在していた証拠が、

 続々と大量に発見されたのであ。

 だがここでお断りしておくが、

 この本はそれをお話しするのが目的ではない。

 順序として、

 これまでウソだとされてきた応神天皇以前の天皇たちが実在だったこと、

 さらにはそれ以前の『神話』だとされてきた部分の神々もまた、

 やはり実在した建国の功労者たちだったことを、

 後に疑いが残らいように立証して

 『古事記』『日本書紀』(『記・紀』)が

 どんなに立派な記録だったか常識にしていただき、

 それを海外の人々にもお話しできるようにしたり、

 これまで間違って扱かわれてきた本当の先祖たちの霊に、

 心からの感謝を捧げていただきたいのである。

 人知はどんどん進む。過去の史実もそれにつれて明らかになってくる。

 人類史も万年単位で解明され、原人時代からの進化経路が明確になったように、

 世界の国々の歴史もどんどん詳細に復元されてきた。

 その根拠になった史料にも、

 「発掘考古学によるもの=例えば我が国にも、

  石器、縄文、弥生、古墳といった時代区分ができる文化変遷の証拠=

  出土品や遺物・遺跡群があり、それらの大半が全世界共通の起源をもつ人と

  文化の交流・移動・伝播の歴史によるものだったことを立証していて、

  現在の人類分布の過程と真相が判るもの」や、

 「文献史学によるもの=例えば我が国の『記・紀』や、

  中国の各時代の正史などのように、

  国や人々の動きがより具体的に記録説明されているもの」などがあって、

 今では世紀単位で明確に解明され、説明されていて、

 その大筋には全く疑問の余地がない。

 それらによれば、いま日本と呼ばれている国に住む国民も、

 永い年月の間に世界各地からの移住者が次第に融合したもので、

 決して地球誕生の初めから、

 日本列島だけに発生して、現在まで住み読けたという、

 かつて『単一民族』

 (などという、実在しないものへの「いい加減で幼稚な」名称)で

 呼ばれたような、孤立した、

 不可解で奇妙な集団ではないことは、小学生でも判る。

 『記・紀』が書く「天地初発」の時に、そこに発生した神々が、

 日本人の唯一の先祖であり、

 海をへだてた国の国民は、たとえお隣の韓国や台湾の人たちでも、

 絶対に血のまじわらない

 「赤の他人」「異民族」なんだという、戦前の「神国思想」が

 どんなに愚かな妄想に過ぎなかったか、よくお解りになっているはずである。

 それなのに現実には、昭和末に時の首相が、

 「我が国は単一民族国家だ」と発言して平気でいたという哀れな現状であり、

 かなりの数の国民が、今も、それに近い認識しかもっていない。

 それは国史学が『記・紀』さえ正しく読めない人々によって占領され、

 学生たちはいい加減な解釈を教育され続けてきたからである。

 現状では肩書きは何の権威ももっていない。

 ことに建国史に関して過去の知識はマイナスだったことが、

 本書をお読みいただくと、簡単、明瞭に、即座にお解りになる。

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 
 『言語復原史学会:画像』

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 《参考》
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