2012年9月30日日曜日

1つの代名詞が教えるパーリ語の重要性



 『特定非営利活動法人森を守る紙の会: NGO-SFP』事務局長:金原政敏
 『Yahoo!天気・災害』 

 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録33:16頁

 《1つの代名詞が教えるパーリ語の重要性
 「1つの代名詞が教えるパーリ語の重要性

 『魏書倭人章』は、

 卑弥呼の宮廷には「唯 男子一人ありて 飲食を給し 辞を伝う」と、

 男子は1人だけだったと強調している。

 パーリ語辞典には

 「kammika カムミカ 管理者、執行者、官吏、商人」という名詞がある。

 この名の発音と意味は

 日本語の神御子(かむみこ)や上皇子(かむみこ)にごく近い

 (泄謨觚の觚は<カ>と<コ>の両方に読める)。

 上皇子はそのままで整徳太子を意味してもいる。

 ことに卑弥呼の「男子一人」に当てはめてみると、

 その地位と職務とに、まさにぴったりの代名詞である。

 これを加えて『魏書倭人章』を読むと、

 卑弥呼一族の皇子の一人が、

 推古天皇に対する聖徳太子のように側近にいて、

 政策を立案して告げ、指揮していたことは、当然のことである。

 こうみてくると、

 このカムミカの訳は、

 官吏というよりは支配者の代理である「代官」のほうが、

 より相応しいといえる。

 また商人も意味することは、

 現代からみれば異様に思えるが、

 パーリ語時代のインドでは、

 商人の地位が非常に高かった事実と、

 殷人が「商」を国号にしていたことで納得がいく。

 古代天皇や卑弥呼や整徳太子の実感が、

 パーリ語によって、こうしてさらに精度高く復元できる。

 それらはウバイド→インダス→日本列島の倭人が、

 実は一つの政体だったことを、

 強力に証言し、かつ教えてくれた。

 パーリ語がいかに我が国の歴史復元に、

 貴重で不可欠な文化財であるかを痛感する。

 《パーリ語辞典
 「パーリ語辞典

 『参考』
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 『言語復原史学会:画像』 
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