2012年7月29日日曜日

日本語の知識なしでは不可能な「真のスメル研究」



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録31:9頁

 《日本語の知識なしでは不可能な「真のスメル研究」

 「日本語の知識なしでは不可能な「真のスメル研究」

 前30号で「住」の字の重要性を取り上げてお話ししたのは、

 この言葉が、

 さらに大きな問題である「スメル」の謎を解くからだったのである。

 もうお気づきのように<スメル>はそのままで

 日本語の「住める」に一致する。

 日本語はこの地域の言葉を今なお多く含んでいる。

 この「住める」もその語の1つとして見ると、

 <スメル>というのは「住める地域」ということだったことになる。

 ただしそれは現代では「住むことのできる地域」と受けとられるのだが、

 この「スメル=住める」は古語である。

 古語の「住める」は

 「住んでいる」または「住んでいた」という意味である。

 地域と国は同義語だから、

 「住んでいる国」「住んでいた国」という形容名詞、

 それが「スメル」だったことになる。
 
 日本語の古語の「住める」が、

 故郷を想う望郷の念から生まれたことは、

 後の倭の五王の一人、

 「済(すみ)」の名乗りに用いられた程の重要語だった理由を理解させる。

 他の4人のそれもまた同じ性格を備えているからである。

 この例で判るのはスメル研究は

 日本語の高度な知識なしでは完成しないという事実である。

 それは今はまだ、

 我が学会会員でなければ挑戦不可能な相手だということでもある。

 これが本学が海外の研究を引き離して、

 はるかに超えている最高の史学である理由でもある。

 私たちは奇跡としか思えない程の研究環境に恵まれているのである。

 御精励を期待して止まない。

 『参考』
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