2012年7月12日木曜日

八耳=ヤキ=八木=八岐=八俣の大蛇



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録30:21頁

 《八耳=ヤキ=八木=八岐=八俣の大蛇

 「八耳=ヤキ=八木=八岐=八俣の大蛇

 こうして廃仏棄釋が打ち壊し、

 神話学や民俗学が粉々に捻り潰した、

 いわゆる『出雲神話』とは、一体?どんなものだったのか?。

 その説明は簡単である。

 「八耳」という名詞の「耳」は朝鮮語では「キ」と発音するから、

 半島からきた人たちの中に<ヤキ>という名だと思った人がある。

 その移住者がこの<八耳>を姓にすると「八木」という当て字が生まれる。

 <ヤキ>はまた<八岐>とメモる人もある。

 また南九州人は<八耳>を「ハツミン」と発音し、それをさらに短縮するから、

 他地方の人には「ハミ」と聞こえる。

 関西では蛇を<ハミ>・<ハメ>という。

 「八岐の大蛇」は<八耳>から生まれたといってもコジつけではない。

 この問題で一番重要なのは、「八岐の大蛇」が先に実在したのではなく、

 先に実在したのは「人」で、

 その人の「名」が「八耳」だったため、

 次第にその読み方が間違えられて、

 その集積が「八岐」「大蛇」という「名詞だけ」を造り上げたという点である。

 それができた後で、

 こんどは恐るべき怪物「八岐の大蛇」の姿や悪行がつけ加えられて、

 さらにそれに苦しめられる被害者が具体的に創作追加され、

 さらにその後で、それを救済に登場する英雄が考案されて、

 それに<スサノオ>という名が与えられた。

 だから順序から行くと、

 <スサノオ>という英雄は一番最後に生まれたことになる。

 『参考』
 『言語復原史学会:Web』
 『言語復原史学会:画像』 
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