2011年12月20日火曜日

一小地域の神話ではない大国主寓話



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録23:22頁

 《一小地域の神話ではない大国主寓話
 《一小地域の神話ではない大国主寓話

 I 大国主の国譲りは、その内部政変で男王・崇神天皇が立ったものの、

   内乱が起きて挫折、   

   政権を明け渡した史実の描写だが、はるか後世に起こった小国日本による

   倭国政権打倒まで多くの類似事件をまとめて、

   一つの「国譲り寓話」として構成されている。

   これを「出雲」という1地域のものに過ぎない『出雲神話』だとして

   分類していた在来の説は、素人考えとでもいうべき、

   誰でも思いつく浅薄な分類でしかない。

 J 「国生み」は、履中天皇・皇后の事件の寓話化なのに。

   このスサノオの高天原への昇天部分の後に唐突に

  「伊弊諾尊の淡路の幽宮人の隠居」が書き込まれていることに注意。

 K 大八洲の不合理な挙げ方は、履中天皇当時の支配圏の表記であって、

   その筆者はそれを不合理だとは思っていない。

   列島全部のことを書くのなら、『記・紀』編集当時の学者なら、

   もっと多くのそれも大型の五島列島や瀬戸内の島々など幾らでも書けたのである。

   それを敢えて書かずに、隠岐の島のような離島を大書しているのは、

   彼等からみて当然の理由=歴史的事実=史実が、

   そうだったからだと理解しなければならない。

   この大八洲は、大(ウ)八(ハ)洲(ジマ)と訓むと、今の発音でウワシマ、

   すなわち倭=ウワイ、之国=シマである。

   また宇和島は履中の父・仁徳天皇の所領・四国の西の首都を意味している。

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