『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録15:5頁
以上で応神問題は、ほぼ片付いたが、
講義録(院)13では、やや簡単に済ませた部分がある。
それは名替えをしたボントスの部分である。
ポセイドン、
アンビトリテ、
アフロディテなどの名の実在を証拠に、
彼も海人王だから当然、
海神の名を名乗ったと納得してきたが、
それは傍証に過ぎず動かぬ証拠ではない。
そこへ他の語源にも見える名が、
次々に見つかってくると、
ポントスは本当に語源だったか?と、
不安が残っているはずである。
これはどう処置しなければならないか?。
同じ問題は名詞の復元と考証には、
常に起こるから、それはどうすればいいか、
このポントスを利用して、
よくご記憶いただけるようにしておこう。
本学の目的は、
自説を早く世に出したいと、
焦って結論を急いで、
粗末なまま発表するいう浅薄なものではない。
可能な限りの証拠を集めて動かぬ史実を復元し、
読んだ人に絶対に間違いない!と納得し、
確信してもらえる証拠力がなければ、無に等しい。
それには、やはり
「系譜」を活用するのが一番である。
一つの名だけでは、
偶然や他人のソラ似ということがあるから、
絶対だと主張することはできない。
だが神名や人名などなら、
その一族の名や系譜がわかるものがあるから、
それらも語源として使われているかどうか?、
よく検討してみれば、
その有無で動かぬ結論が出るからである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史学講座『創世』
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