『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録14:3頁
これで本来の「伊勢の大神」とは、
アレクサンドロスを指していたことが、
はっきりおわかりになったと思う。
彼もまた武神として、
ギリシャ系の天皇家に世襲名を残していたのだ。
天皇家が台湾・与那国を起点にした
ギリシャ文明の運び手だったことが、
これでさらに確実になった。
しかし実は、
そのイスケンダルの称号の前に、もう一つの神名がある。
それが前にもお話しした
古代エジプトの女神・イシスである。
彼女がエジプトのギリシャ人王朝で主神の位置にあり、
その最高祭祀者が
あのクレオバトラだったことはよく知られた史実だが、
『古事記』は「国生み」の後、
3番目に生まれた神として石巣(イシス)比売神を挙げている。
いま京都の松尾大社や東寺、奈良の薬師寺などに残る
女神(めがみ)像は私の研究で
卑弥呼像であることが明らかになったが、
それは現存するイシス像と全く同じ多くの様式を完備している。
(拙著『黄金の女王卑弥呼』p253の写真参照)。
外観はモデルが欧米人と日本人という差があるが、
偶然の相似ではないことは、
その各部分の様式がもつ、一致点の多さで明らかで、
古代日本に
ギリシャ彫刻のイシス像が来ていたことは確かだ。
このイシスとイスケンダルの関係は
インドの梵天とクシャトリア、
日本の卑弥呼女王と男弟、
推古天皇と聖徳太子、
斉明天皇と中大兄皇子=天智天皇の関係とも、
また多くの見事な一致点をもっているのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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ウワイト
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