2010年12月13日月曜日

生き返った『記・紀』と『魏書倭人章』

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録14:3頁

これで本来の「伊勢の大神」とは、

アレクサンドロスを指していたことが、

はっきりおわかりになったと思う。

彼もまた武神として、

ギリシャ系の天皇家に世襲名を残していたのだ。

天皇家が台湾・与那国を起点にした

ギリシャ文明の運び手だったことが、

これでさらに確実になった。

しかし実は、

そのイスケンダルの称号の前に、もう一つの神名がある。

それが前にもお話しした

古代エジプトの女神・イシスである。

彼女がエジプトのギリシャ人王朝で主神の位置にあり、

その最高祭祀者が

あのクレオバトラだったことはよく知られた史実だが、

『古事記』は「国生み」の後、

3番目に生まれた神として石巣(イシス)比売神を挙げている。

いま京都の松尾大社や東寺、奈良の薬師寺などに残る

女神(めがみ)像は私の研究で

卑弥呼像であることが明らかになったが、

それは現存するイシス像と全く同じ多くの様式を完備している。

(拙著『黄金の女王卑弥呼』p253の写真参照)。

外観はモデルが欧米人と日本人という差があるが、

偶然の相似ではないことは、

その各部分の様式がもつ、一致点の多さで明らかで、

古代日本に

ギリシャ彫刻のイシス像が来ていたことは確かだ。

このイシスとイスケンダルの関係は

インドの梵天とクシャトリア、

日本の卑弥呼女王と男弟、

推古天皇と聖徳太子、

斉明天皇と中大兄皇子=天智天皇の関係とも、

また多くの見事な一致点をもっているのである。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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