『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:32頁
「国生み」の伊弉諾尊からは想像もつかないこの石動イザナギは、
どういう史実をもっているのだろうか?。
能登は輪島という代表的地名をもっている。
ワジマは7世紀以後なら、
唐音で「倭之国=ワジマ」。
その地域は大化大戦で東遷した倭国人の亡命先にふさわしい。
石動イザナギは、
伊弉諾の世襲が末期に迎えた歴史の産物だということになる。
だとすればイシナギは、
こうした小型化した伊弉諾につけられた皮肉を込めた魚名だったのである。
視点を石の発音変化に置いてみると、
イシナギやイスルギが見つかった。
しかし「石」は当て字にすぎない。
動字石が語源というのはコジっけである。
本当の語源を探してみよう。
サ行変化を考えるとイスだけがまだない。
沖縄語ならイソやイセが無くてイスになるから、
これらの発音変化は沖縄語のイスを、
それぞれの地域語に換えたものとみると納得がいく。
沖縄の「伊勢神=イスカン」は大隅では「イスケン」、
これは何なのか?。
前にお話した欠史天皇の、孝霊、孝元、開化の3帝は
「根子」の名乗りをもっている。
これは「タラシ」への当て字だとご説明した。
また阿爾鉏高日子根は、
「アレクサンダル」への当て字だともご説明した。
根は足とともに「タル、ダル」と
読めば意味が通じる。
これをイスケンに加えると「イスケンダル」。
アレクサンダー大王の有名な称号になる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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