『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録12:4頁
そのフトマワカを右から読むと「カワマトフ」になる。
またホムタマワカのカワマタムホは、
当て字の「陀」を本都別の「都」に換えると、
加和麻都品になるから、
品を草書で書いたものが「不」の字と紛らわしいから、
それに置き換えると「加和麻都不=カワマトフ」になる。
ところがこのカワマトフは無意味な名ではない。
『倭人章』のある『魏書東夷韓章』には
「州胡が馬韓の西海中の大島にいるが、その人々はやや短小、
みな頭をそり鮮卑のようで革を衣る。好く牛猪を養う」
と皮革を着ていたことを記録している。
ご存じの通り馬韓は朝鮮半島の南西部であり、
その西にある大島は済州島だが、
拡大して考えれば九州北西部の松浦も馬津国(マツラ)で、
やはり馬韓と同じ人種圏を意味し、
その東南の大島は五島列島で、
『肥前国風土記』には
値嘉(チカ)島=小値賀島=五島列島に牛馬を多数飼っている
言語風俗の異なった海人族がいたと書いてあるから、
「ゴトウ」とは「牛島」だとわかるし
馬韓が日本語圏だったことは
加治木義博著『卑弥呼を攻めた神武天皇』でも立証済みだ。
そして今主題の応神天皇の、
日向の髪長媛妃の一族は、
角のついた鹿皮の衣服を着ていたと
『日本書紀』にある。
「カワマトフ」とは
「皮を纏(まと)う=皮製の服を着た」人たちという意味で、
古代の我が国に、
皮革を衣服にしていた人たちがいたのは、疑いのない事実である。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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