『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録11:28頁
位宮の名は、
ヨーナの原音・イオニアのイオンの意味である
「行く」に対する当て字の、
位宮(イク)だと前にお話しした通り、
それも個人名ではなくイオニア王を意味する名乗りだった。
その伴侶であった壹與は、
『三国史記』では、
新羅始祖王・赫居世居西干と記録してある。
この「居西千」はイセカンだから
「伊イ 勢セ 神カン」である。
これは卑弥呼と壹與が、
天照大神と豊受大神だという仮説の正しさを証明している。
この2大女神はいうまでもなく
三重県の宇治山田市にある伊勢皇太神宮の主神である。
しかしなぜ天照大神というのか?。
『三国史記』では、
新羅の王称を尼師今(ニシキン)とも書く。
これは日本語である
「尼の師の君(きん)」への当て字だから
尼 寺師 倭 女君
天 照す 大 御神 なのである。
続く新羅王は南海次次雄だ。
この次次雄は朝鮮語発音では
「ススウ」で、
これに助詞のヌを入れると「ススヌウ」。
これはスサノオの沖縄発音
「ススヌウ」とぴったり一致する。
本号で先にお話しした
『後漢書』の倭王「帥升」はスィサヌウで、
スサノオへの当て字以外には考えられない。
応神天皇以前の天照大神や垂仁天皇=位宮が実在者であったことは、
このように『記・紀』以外の
『三国史記』や『後漢書』にも明記されていて疑問などない。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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