『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録11:21頁
また<壹與>は<赫夜姫>でもある、
姫がなぜ「月の世界」へ行ったのかも、
史実が複合して説明している。
連れて行かれたのは「夜国(ヨナ)」で、
月読国で、冥界=(死者=鬼=鬼道)=仏教国でもある。
そして「ヨナ原=夜国の首都(ハラ)」で即位した。
『記・紀』と『三国史記』と『説話』の既得知識を総合することで、
ここまで詳細に史実を復元できるのである。
これまでは「ヘンな名の島」程度にしか見られていなかった
与那国島1島だけでも、
建国当時の謎がこんなに解ける事実を、
一人でも多くの方に、
少しでも早く知っていただきたいと思うのは私だけであろうか。
次は17頁の与那国勢力の拡大状況を、探って辿ってみよう。
与那のつく地名は沖縄本島までくると大型化したが、
南から北上したものの、
本島の3分の1あたりで止まってしまっている。
しかし、そこから出た位宮や壹與は全九州で活躍している。
それなのに与那のつく地名は見当たらない。
一体?どうなっているのだろう。
この答は本州で見つかる。
京都府の宮津市に隣接する
与謝郡伊根町は浦島伝説で町おこしを計っている漁村で、
宇良(うら)神社と浦島神社がある。
その位置は丹後半島の東北部分で、
沖縄本島の与那城村の在り方に似ているが、
それより伊根・イネという地名がヨナと無関係ではない。
これは「米(よな)と稲」の関係にあるとみれば、
徹底した検討が必要になってくる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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