2010年6月12日土曜日

仁徳天皇のウサギの語源はパーリ語

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録09:4頁

ウサ・ウサギは哺乳類の兎で、

淡路島には<オサギ>と呼ぶ方言があることもご存知だ。

仁徳天皇の陵とされる

大阪府堺市の<大山陵>も<ウサン陵>で<兎の陵>だし、

それらを<御陵>と書いて<ミササギ>と読んできたが、

これも<オササギ⇒オサギ⇒ウサギ>である。

さらに朝鮮史とされている

『三国史記』には仁徳天皇と同時代の王が、

半島諸国の王として訥祇(新羅)・直支(腆支=百済)と書かれていて、

トッキ・トキ・テンキなどと発音されているが、

これは朝鮮語でやはり<ウサギ>を意味し、

南九州語でも<トッキョ>は<ウサギ>や<ムササビ>を意味するから、

新羅や百済でも仁徳を自国王として記録していたことがわかる。

倭の五王が用いている

百済、新羅の名乗りは決して架空のものではなかったことが、

これでも証明されているのである。

こうして<ウサギ>と発音されるこれらの兎の名の持ち主が、

全て仁徳天皇だったことは動かないが、

それは宇佐王が語源で、

単に発音が<ウサギ>に似ているだけなのであろうか?。

いや、語源はバーリ語なのである。

SaSa(ササ)は<ウサギ>のことなのだ。

だから<讃>とは地名からきた名乗りではなく、

仁徳天皇自身が本来もっていた個人名であり、

それは<ササ>と読まなければならないことがこれで確認された。

だから<オオササキ>とは、

倭(オオ)の讃(ササ・王キ)であり、

大隅発音で短縮されて、

初めて<倭ウ・讃サ・王ギ>という日本語が生まれたのである。


『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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