2011年11月23日水曜日

『記・紀』の『定義』


 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録22:25頁



 《『記・紀』の『定義』

 《『記・紀』の『定義』





 大学院講義録22の主題は『記・紀』とは



 こんな史書だという決定的な「定義」を発見することだった。



 それはソナカの史料群が非常に適確に役に立って、



 もう二度と動くことのない結論が出た。



 その定義を要約しておこう。

 

 ① 『記・紀』とは……歴史書としてみると、



    同一人の記事を、時代の違う部分に分散させて



    編集してしまった、『時間的にルーズな、誤りに満ちた欠陥史書』である。



   『古事記』は時間帯を書かないので、一見、問題がないように錯覚する人もあるが、



   そこに書かれたF天皇紀』は同一で、本当は同時存在の敵・味方だった天皇たちが、



   親子として一つの家系に配置されているから、その部分は世代が倍加している。



   だから結局は『古事記』も『日本書紀』と同じで、



   『記・紀』はそのままでは時間的な指標には使えない。



 ② しかしそれらの個々の記録は、立場のちがう人々が、



   各々の視点で観察して記録した実録である。



   だから『記・紀』とは、



   貴重な史実を集大成して保存している点では、



   実に『素晴らしい記録の宝庫』であり、



   それらの記録を正しい時代に戻して、



   史実を復元するという歴史本来の仕事をやり残した



   『未完成の史書』である。





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