2011年4月25日月曜日

名乗りが確定する『時間帯』は天智天皇の時

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録17:31頁

 これが何時のものかは、決定的な証拠がある。

 それは春と秋とが共通性をもっているからである。

 福岡は白日別。

 広島は大隅語でシロシマ=白之国(シロシマ)どちらも半島の新羅と

 誤認されてきた国名である。

 中国地方が新羅勢力下に入ったのは

 新羅王・金春秋=天智天皇の時で、

 それが神武東征の「十有二月…安芸国に至る(書紀)」

 「阿岐の国の多祁理(タケリ)の宮に七年坐す(記)」の史実なのである。

 だとすると、この春と秋は彼の名乗りにちゃんと入っている。

 春秋とは、福岡と広島という地名だったのである。

 では金は何か?。

 「キン」は彼の出身地・南九州では「キの」を意味する。

 「黄の」とは五彩圏の中央、

 四神に囲まれた全帝国の中枢、

 とりも直さず帝国の支配者を意味する。

 日本流にいえば天皇という名乗りだったのである。

 だから天智天皇の名乗りは

 天命開別、南九州語のキンは沖縄語の「チヌ=天」。

 やはり天の王=テミスへの当て字である。

 これは彼以外の名乗りにも例外はない。

 天の若日子は仲哀天皇。

 他の「天の○○」も皆、天皇なのだ。
 
 沖縄語がギリシャ語のテをチに変え、

 そのチを南九州語がキに変えた、

 またその南九州語のンか、

 標準語の助詞「の」であるといった

 「言語の発音変化」が、

 歴史の解明にどんなに重要な必需品であるか知らなければ、
 
 史学を語る資格はないとおわかりになったと思う。

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