『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録17:10頁
沖縄語は<ニワトリ>を<ミヤドリ>と呼ぶ。
本土語と<N>と<M>が入れ替わっている。
また語尾の<ス>は<シ>に変わる。
だから<テミス>は<天子>になる。
それをカナで書くと<チヌシ>だが
その発音を耳で聴くと<チナー>に聞こえる。
だから古代沖縄には「天=テン」という発音は存在しなかった。
<大隅語はその沖縄語と鹿児島語の混血児>である。
<ケ>の発音はなく<ケ>は<キ>になるが、
沖縄のように<キ>が<チ>にはならない。
だから「毛」は<キ>である。
すると旧『唐書』の小「日本国」の記事の最後にある
「山外すなわち毛人の国」の毛人は、
面白い答を幾つも教えてくれる。
私が耳にした戦時中の大隅語を含む南九州語は、
<ラ行をザ行かダ行で発音>していた。
<リン>は<ジン>、<ルスパン>は<ズスパン>、
<ライオン>は<ダイオン>といった調子だった。
だから<毛人>も<キジン>なら、
<麒麟>も<キジン>だった。
隋の小説『古鏡記』の鏡の中央にうづくまる
<麒麟>はこれでいくと<毛人>だったのである。
その鏡には我が国の<四神>が彫ってあったのだから、
この考えは間違ってはいない。
その<毛人>の国は
小国日本=鹿児島県の東北を境する大山以東にあった。
その<大山>は今「霧島」と呼ばれているが、
これは「<毛人之国>(キリシマ)」への仮の当て字であり、
最後の国称を<マ>から<ヤ>に変えただけで
「キリシヤ」に変わることは、もうよく御存知である。
<毛>は<キ>。
<毛人>は<ギリシャ人>。
<四神の中央>に君臨していたのは<ギリシャ人政府>だったのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史学講座『創世』
歴史回廊
ウワイト
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