『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:17頁
これを、従来、永いあいだ、一人の神の名だと思われ、
本講座でそれが誤りだったと確認できた
「イザナギ」という名詞を主題にして、
実際にご体験いただくと、こうなる。
まずこれまで本学会員の常識化していることを、
簡単に再登場させると、
沖縄にこの名とぴったりの伊是名島が現存していて、
この名が地名と結びっいた「名乗り」であることが、
すでに確認できている。
つぎにそれとぴったりの発音をもつ
伊声耆(イサンギ)が
『魏書倭人章』に記録されていて、
この名乗りが神でなく、
生身の人物のものだったことが確認できている。
次に『古事記』は履中天皇の名乗りを、
伊邪本和気と書いているが、
淡路島に旧官幣大社伊弊諾(イザナギ)神宮があり、
またこの天皇が淡路島に実在したことが史実として確認できているから、
この名乗りは伊邪本でなく伊邪木が正しく、
その読みがイザナギだったと確認できている。
これでイザナギという名乗りが、
幾人もに世襲されたことも、また疑いない。
そして淡路島を基地にした倭の五王天皇家が、
大阪湾を越えて、
順次に紀伊、
和泉、
河内から奈良の高市に侵入し、
5世紀になって初めて奈良に天皇家のヤマト朝廷を置いたことが、
その記録されていた名乗りによって見事に復元できたことも、
よくご存じである。
ではそれ以上のことは、わからないのであろうか?。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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