『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:6頁
いまの日本は主食に至るまで食糧を海外に依存し、
日常生活の大動脈をすべて輸入石油で賄(まか)なっている。
その支払いに当てる外貨は、
すべて海外の顧客に製品を買ってもらって手にいれている。
海外の人々を敵視した明治から昭和前半とは正反対の環境が、
いまの私たちの生命を支えていて、
これを損なう事は、直ちに私たちの死につながる。
そんな今、
明治の擾夷思想の産物であった
皇国史観のままの日本史しか知らない国民が、
何の考えもなく、
世界の憎まれ者ヒトラー的インベーダーとして、
海外の有識者から内心白い眼で見られている現状は、
余りにも愚かで危険に満ちていて、
とうてい無視してはいられない。
そんな悪魔の史観は過去の残滓にすぎず、
少数の亡国の徒、現在の日本人の最悪の敵どもが、
愚かにも時代を錯誤して宣伝するに過ぎない
時代遅れの亡国史観だからである。
だが私たちが突き止めた歴史の真相は、
会員がご存じのとおりの、
素晴らしい史実に満ち満ちたものである。
真実の日本人は、
この辺填の小島に細々と暮らしてきた列島土人の子孫ではなく、
少くとも3000年まえには世界に先駆けて地球の大きさを測量し、
海を越えて中国に殷帝国を建国し、
シベリアを領土とし、
その他の広域アジアの人々と交易し、
通貨を供給してグローバル経済を維持し、
発展させ続けていた偉大な文明人だったのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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