『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:8頁
このことに早く気づいた私は、
半世紀以上かけてその実態解明に取り組んだ結果、
古人が書き残したとおり、
日本の神々には、
一神教の神も、
多神教の神々も、
仏教の神々も、
東南アジアの地方神も、
シベリアのシャーマンも、
朝鮮のムーダンも、
さらには遠くエジプトの神々も、
ギリシャの神々も、
はっきり見分けられる名で記録されていることを発見し、
新たな証拠を次々に書き加え続けることができた。
それは唯物史観によって無視されていた
無形の『言語文化財』の存在を発見し、
その役割と意味と変化を確認できるようになったからである。
それはまた天皇名とされてきたものが、
本当は個人名ではなく、
その領土と職務を併せた
「名乗り」であることの発見と相俟(ま)って、
その当時の都や主要国がどこにあったか、
それがどう発展し、
どう移動し、
どう変化したかといった重要な史実を、
一つ一つ確実に確認することができるようになった結果、
それまで先人の説を批判して
「間違いだと思われる」
「こちらが正しいのではなかろうか」
「…ではあるまいか」といった、
実にあいまいな論争だった
「水掛け論式学説」では
とうてい解明も発見もできなかった
「真実の史実」を、
知性ある人なら万人が認めるしかない
「科学的結論」として、
すべて確認できるようにしたのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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