『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録12:32頁
6 八河江比売=宮主矢河枝比売。
波夜遅奴美(ハヤジノミ)=八(ハ)田若郎女(ジロメ)、
南九州語はノをロと発音する。
7 比那良志比売=日向泉長比売・ヒ○○ナガシヒメ。
多比理=大羽江は大隅語ではウヒイ。
岐志麻流美=檣日若郎女は大隅語でキシソルミとキシザルミ。
8 活玉前=糸井は大隅語ならイッタミイとイトイ。
9 布忍富鳥鳴海・ニントンチョウ=忍坂大中比売・ニンデチュウ。
10 若盡女=若黒比売=迦具漏比売。
日腹大科=カハラダイシナ=川原田郎女=迦多遅王・カーターチ奴(ナ)=
日腹大科・カハターシナ。
11 遠津山岬(ヤマサキ)=大山崎・オサンキ=大雀ウサキ。
2つの系譜が、ほとんど全面にわたって対応し、
方言差や用字の範囲内で変化したものに一致する。
この量と質は、この2系譜が、
本来おなじものだと見る以外に、この一致を説明できない。
だから大国主系譜とされてきたものは、実は応神天皇の系譜が、
当て字や職名の使い方の違いで、
一見、別のもののように見えていただけのものだったのである。
もちろん、すでに応神も大国主も、
その記事の中身は1個人のものばかりでなく、
複数の人物の事跡が混入していることは確認済みであった。
しかし在来の学者が『神話』として、
何の疑問も抱かなかった大国主が、
実は応神天皇だったということは、
これまで検討してきた応神天皇の史実のうちでも
最も重要な問題が解決したことを、
よくご認識載きたい。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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