2010年11月19日金曜日

世界に類のない神道の特異性、それは八百萬(やおよろず)の神の存在

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:7頁

無知な明治人が空想したような、

他の人類とは異なった特殊な日本土人どころか、

当時の全世界の文化を、逆に指導し、

高めることに努めた最高の文明の持ち主だったのである。

それは今、

我が国だけにある「神道」という宗教の実態を知れば、

疑いの残る余地はない。

それは

「八百萬(やおよろず)の神」

という古語が全てを立証している。

この八百萬の神とは、

過去の学者が漠然と空想して説明していたような、

「多数の神」という、

単なる装飾語や、

ただの量的表現ではない。

それは日本語の初歩さえも心得ない学者?たちの

実態を白日のもとに暴露している説明なのである。

日本語では「八百(やお)」は

八百屋(やおや)という使用例が物語るように、

いろいろな種類、品種の多いこと表現する「形容詞」であって、

単に数量が多いという数詞ではない。

「萬(よろず)」もまた、

今も生きている萬屋(よろずや)

という商店名が証明しているるように、

一種類の商品を1万個もっているという、

単に多数を意味する言葉ではなく、

多数の「種類」の商品が揃っていることを意味した形容詞で、

萬屋はデパートに当る言葉である。

だから八百萬の神とは、

単に1宗教の神が、

8百万もいるというのではない。

それは八百も萬も、

「日本には世界の多種類の宗教の神々が祭られている」

という意味なのである。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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