『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録13:7頁
無知な明治人が空想したような、
他の人類とは異なった特殊な日本土人どころか、
当時の全世界の文化を、逆に指導し、
高めることに努めた最高の文明の持ち主だったのである。
それは今、
我が国だけにある「神道」という宗教の実態を知れば、
疑いの残る余地はない。
それは
「八百萬(やおよろず)の神」
という古語が全てを立証している。
この八百萬の神とは、
過去の学者が漠然と空想して説明していたような、
「多数の神」という、
単なる装飾語や、
ただの量的表現ではない。
それは日本語の初歩さえも心得ない学者?たちの
実態を白日のもとに暴露している説明なのである。
日本語では「八百(やお)」は
八百屋(やおや)という使用例が物語るように、
いろいろな種類、品種の多いこと表現する「形容詞」であって、
単に数量が多いという数詞ではない。
「萬(よろず)」もまた、
今も生きている萬屋(よろずや)
という商店名が証明しているるように、
一種類の商品を1万個もっているという、
単に多数を意味する言葉ではなく、
多数の「種類」の商品が揃っていることを意味した形容詞で、
萬屋はデパートに当る言葉である。
だから八百萬の神とは、
単に1宗教の神が、
8百万もいるというのではない。
それは八百も萬も、
「日本には世界の多種類の宗教の神々が祭られている」
という意味なのである。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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