『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録12:31頁
前ページの系譜比較を見ると、后妃の数が似ているだけでなく、
前にもお話ししたように、
タキリヒメやヤカハエヒメという名の一致がすぐ眼につく。
だから本来は一つだったものが、2つの系譜に見えている可能性がある。
それを確かめる手法と、その結果はどうなるかを、お目にかけて、
最後に残った応神天皇問題の最大の謎を、ここで一掃してしまおう。
1 多紀理毘売=高木入日売=葛城野伊呂売であることは、もう解決済みである。
これはその子阿遅鋤=宇遅和紀=宇遅若は、
阿はオで沖縄でウだからウジスキとウジワキ、
ウジジャク、訛る可能性は高い。以下、同様の説明は省略する。
高日子根と中日子命とはダカとナカ、ネとメで鼻濁音による分裂。
迦毛大神=大川守(オカモ)=大山守とセンの発音が川と山に変わったもの。
高比売=高ヒ目。下光=木荒田で下(クダ)と木は大隅語で木はク、光と荒はコウ。
2 事代主=未菟野はコトノ代主。
3 鳥耳=弟日売は大隅語トイミとオトイミ。
鳥鳴海=三野郎女は大隅語トイナイミノとミノ。阿部=天(アメ)。
天日腹=阿貝知三原は阿目知原(アメシハラ)。
4 日名照額田毘道男伊許知邇=額田大中日子 伊許知邇=伊奢真(イゴチン)、
奢はオゴルのゴ。
5 葦那陀迦=袁那娩辨郎女は葦と袁の読み違いと、
陀迦と辨は、「万」の字だとタカとバンの2音をもつため。
速甕之多気=速總別、甕は襲の字の誤写、ハヤ・ソが元の名乗りだ。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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