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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:761頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神の奉祭氏族:登美族(12)
三嶋湟咋が讃良郡にいたとすると、
勢夜陀多良比売もここにいたことになる。
その痕跡を検討すると『古事記』や神社名にそれがあり、
以下のような見解となる。
『古事記』は
「三嶋溝咋の女、勢夜陀多良比売、
その容姿麗美しかりき、故、美和の大物主神、見感(みめ)でて、
其の美人の大便為(くそま)れる時、丹塗矢に化りて、
其の大便為れる溝より流れ下りて、
其の美人の登富を突きき」と述べるが、
大便をしている時に溝から流れ下って行く様子は
まさに厠(川屋)の情景である。
川の上に簡単な草屋を作り便所としていた
日本の古い風習が描かれていると解釈できる。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ