『Yahoo!天気・災害』
Matのジオログ
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:739頁
第十二章 大国神と大物主神
櫛𤭖(瓦+镸)玉(くしみかたま)姫(4)
大正7年(1918年)山ノ神祭祀遺跡から
白玉(竹玉)の入った素焼きの坩(つぼ)が発見された。
また、堅臼、堅杵、匏(ひさご)、柄杓、箕、案という醸酒に
関するとみられるものも発掘され、
他の遺跡と性格を別としている。
また、
三輪山周辺からは丸い壺を上から少々潰したような横瓮や
丸い提瓶が見つかっているが、
これらは「𤭖(瓦+镸)玉」と考えることができる。
「櫛𤭖(瓦+镸)玉」の「櫛」は「酒」ととることができ、
これは、「酒瓶」を意味する。
そして、これは天において雨を湛えている壺なのである。
そのため、雨が壺から降るように瓮に穴が穿たれるようになる。
それが古墳から発掘される二重口縁壺である。
その形状は「玉」にふさわしい球形である。
古いものは土師器製では4世紀建造の古墳にみられる。
5世紀になると、
それらは須恵器で作られその形は基本的に球状であるが、
首の部分が長くされるなど、土師器製時代から変形している。
これらは古墳における祭祀に使われた物品である。
土師器には底に穴が開けられていたが、
須恵器製で球状の横腹に穴が穿たれている。
また壺形埴輪が作られ、同じく穴が必ずみられる。
これらの古墳では二重口縁壺と同時に
勾玉あるいは臼玉(竹玉)が一緒に出土し、
山-神祭祀遺跡の「臼玉(竹玉)の入った素焼きの坩(つぼ)」は
それらの原型であると考える。
二重口縁壺は「𤭖(瓦+镸)玉神」の象徴と考える。
後に述べるが、勾玉、臼玉(竹玉)は大己貴神の象徴であり、
大神神社を奉祭する氏族の古墳の特徴ということが出来る。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
0 件のコメント:
コメントを投稿