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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:744頁
第十二章 大国神と大物主神
櫛𤭖(瓦+镸)玉(くしみかたま)姫(9)
万葉集巻13-3284には
「斎戸手石相斎穿居竹球手無間貫垂」を含む。
菅(すが)の根の ねもころごろに 我は思へる
妹によりては 言の忌も なくありこそと
斎瓮を 斎ひ掘り据ゑ 竹玉を 間(ま)なく貫(ぬ)き垂(た)れ
天地の 神をぞ我が祈(の)む いたもすべなみ
三例を日本古典文学全集から転載したが、
同書は原書の「斎戸」を「斎瓮」と置き換え、
「忌穿居」を日本古典文学大系の注と同じく
「斎ひ掘り据ゑ」と「地を掘って据える」ことと
解釈を同じくしている。
だが、第三・四二の歌のように、
この祈願は地の穴に据える仕方を全てとしていない。
枕辺に据えている。
枕辺とは屋内の寝室をいうものであろう。
よって「斎戸手忌穿居」とは、
斎瓮に穴を穿つことである。
二重口縁壺に穴が開けられている様こそ
「斎瓮を忌きまつる」𤭖玉なのである。
斎戸の「戸」は「門」であり「穴」である。
出雲国造神賀詞が大穴持命の和魂を倭大物主櫛𤭖玉命とする。
「大穴持」とはこの穴のある二重口縁壺をいっているものと考える。
この理由により、『日本書紀』の一書が記すように、
大国主命のまたの名を大物主神とするようになったのであろう。
その背景には大田田根子以降の奉祭氏族三輪氏が
係わっているとみられるが、
それは後述する。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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