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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:749頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神の神妃(5)
伊勢市の五十鈴川の上流に矢持の地名がある。
伊勢神宮の近くに鎮座する猿田彦神の祖像が
インドラ神であることは紹介済みだが、
その東方の朝熊(あさま)山名はこの矢持の
iṣu-mat の転訛であろう。
iṣu と同様「矢」を表わす用語に (astra) がある。
同地の朝熊神社(伊勢市朝熊町)は「桜の宮」として知られ、
桜樹が境内に多く植えられているという。
「桜」は śakra でインドラ神の尊称で、
その古代に埋もれている祭神名
「桜刀自命」の「刀自」は「佐士(さじ)」の転訛で、
祖語が sajiya であり、
太初において「あさま神社」の祭神が
矢持 iṣu-mat であったことを窺わせている。
「刀」字が使われているのは、iṣu, astra に近似する。
「剣、刀」を表わす asi を加味したからで、
asi-mat は「剣持」である。
狭井坐大神荒魂神社の祭神名「大神荒魂神」は
大物主神の荒魂の語義で、
これは率川神社の祭神「狭井大神」ともども
「矢持」を表徴しているのである。
大神神社の所蔵する宝物の中には
奈良時代に網あられた矢で木枠、鉾が数多くある。
時代は下がるが南北朝時代、
同社家越光資が大塔宮より戦功により賜ったものと
伝えられる矢母衣(やほろ)があり、
箙(えびら)には征矢二十隻が包まれている。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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