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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:735頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神(5)
蛇が大神神社の信仰に大事であることは、
同社の拝殿の右手に「巳(み)の神杉」の垣が
置かれていることでもよく解かる。
「巳」は蛇の意味である。
「杉」はその神木であるが、
京都市伏見区の稲荷山の
「大杉、傘杉」や「大杉神社・稲敷」でみたように雷光を象徴し、
サンスクリット語の śuci を祖語とする用語である。
大杉神社の祭神大国主命を同社は「大己貴神」と表記するが、
この「己貴」は「巳貴」であったとも考えられる。
「巳貴」は「シキ」で「志貴」となり、
「磯城」でもあると推測される。
「己貴」とされるのは「つちのと」を主旨としたものである。
「巳」は十二支の第六位であり、
双方は同義であろう。
このように大物主神とは蛇王神 (ahi-dvis) であり、
雷神で」ある。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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