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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:752頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神の奉祭氏族:登美族(3)
『日本書紀』は事代主神が
三嶋溝橛耳神の女の玉櫛媛を娶って
生まれた子が媛蹈鞴五十鈴媛と述べる。
『古事記』が大物主神とするのに対し
『日本書紀』が事代主神としているが、
その事情にちいては後述する。
ここで考察するのは、三嶋溝橛(三嶋湟咋)であるが、
この追求は登美族の実祖像を知ることとなる。
彼の本拠地は河内国讃良(ささら)郡である。
現在の大阪府寝屋川市の南端に讃良(東西)町があり、堀溝がある。
「湟咋」は「堀を齚(か)む」ことで「溝を掘る」ことであり、
「堀溝」は湟咋に因んだ遺称である。
その西隣りは門真市で、そこに三箇や三ッ島の地名があり、
これが三嶋の遺称である。
溝橛の「橛」は「橜(くい)」で杭、杙と同義であるが、
特に門の中央に立ててある杭を意味する。
『日本書紀』がその神名に「耳神」と神武天皇の御子以外に
符されていない特殊な符号を与えている。
これはサンスクリット語の Mā(mimite) の
自動詞一人称の mime の音写で、
「量る、測定する」から「創造する、造立する」の意味であり、
「ミミ神」は「創立神、造物主神」となる。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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