『Yahoo!天気・災害』
Matのジオログ
創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:760頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神の奉祭氏族:登美族(11)
この「三嶋」をどう読むかは重要である。
「ミシマ」か「ミツシマ」かであるが、「ミツシマ」とすべきである。
その訳は「ミツ」がクリシュナの生誕の地にして
ヤーダヴァ族の母国の首都 Madnurā 及び
その国名 Matsuya に係わるからである。
Madnurā は第一章で紹介したように
「松浦」の祖語で「密、石密」を表わし、
Matsuya は「魚」の意味である。
ヤーダヴァ族の族名の元となった
祖名 yadu の yādas に因むと考えれば、
魚も水棲動物の範疇に入り、その族名に合致する。
クリシュナの系統のドヴァラカ一族が
彼等の祖地名をここに付けたとみられるのである。
三嶋が「魚国」であることは、
大田田根子の出身の地、
『古事記』のいう「河内の美努村」と関連する。
「美努」は mina の転訛で「魚」を意味する。
サンスクリット文字 ma (漢音摩字) が「ミ」となることについては
madhu (密)が日本語になって「みつ」というのと同じである。
Matsya は
寝屋川市の三井、松屋町、門真市の松葉町、松生町ともなっている。
「三ツ」は madura で、三嶋はマツヤ国を表わしているのである。
讃良郡はドヴァラカ(ヤーダヴァ族、登美族)のこの地方での
最も古い居住地と考えられるのである。
そして彼等は三輪山の信仰に深く係わっていた。
堀溝に鎮座する鸎関(ようかん)神社は、
鸎が鶯のことで「青(緑)い鳥」、
関は「垣」で、同神社名は「青垣神社」であり、
三輪山に通じる。
堀溝の南隣り河北にある大神社は「鶯神社」であろう。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
0 件のコメント:
コメントを投稿