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創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―
著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦
執筆時期:1999~2000年
牛角と祝祭・その民族系譜:732頁
第十二章 大国神と大物主神
大物主神(2)
「蛇」は大神神社の信仰に重要な意義がある。
蛇を意味するサンスクリット語には ahi があり、
ahi-dvis 「蛇王、龍王」を表わす。
dvis は deveśa で「諸神の主」で「王、王侯」を表わす。
この deveśa が「大物主(だいぶつしゅ)」へと転訛したのである。
同語はヒンズー教においてはブラーフマン、ヴィシュヌ、シヴァの
各最高神をも含むが、バラモン教の初期においては
インドラ神が最初の天界の支配的神であり、
śakra の地名がここにあることから、
大神神社の「大物主 deveśa 」はインドラ神をおいては外にない。
しかも ahi-dvis はまたインドラ神の別称であり、
ahi は「オホ」であり、「太神」ないし「大神」の祖語でもある。
Deveśa(dvis) の語幹deva は「神」である。
《参考》
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
(アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている)
牛頭を象った神社建築の棟飾部
本生図と踊子像のある石柱
Tell Arpachiyah (Iraq)
ハラフ期の土器について
ハブール川
ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
ARPACHIYAH 1976
高床式神殿
牛頭を象った神社建築の棟飾部
神社のルーツ
鳥居のルーツ
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