2014年7月8日火曜日

埼玉・鹿島:剣持神の国(1)前玉神社④


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 創世紀―牛角と祝祭・その民族系譜―

 著述者:歴史学講座「創世」 小嶋 秋彦

 執筆時期:1999~2000年

 牛角と祝祭・その民族系譜:690頁

 第十一章 日本に祀られたインドの神々

 埼玉・鹿島:剣持神の国(1)前玉神社④

  行田市の西側に位置する熊谷市は

 かって幡羅(はら)郡であったが、

 この「ハタラ」ハサンスクリット語の

 vadhar の転訛で、本来「飛び道具」であるが

 インドラ神の雷電(金鋼杵:刀)を表わす。

 市内の上奈良にある豊布都神社は「天-剣」の意味で

 「幡羅」と同義となる。

 豊は第一章祝祭の「豊宇気毘売神」で紹介した

 dyo で「天の」、布都は「刀」として通称されている。

 前玉神社の南隣り「渡柳」は

 ワタリでこれも Vadhar の転訛と考えられる。

  熊谷市本町には千形神社が鎮座する。

 「千形」も近津と祖語を同じくする cikitśa の転訛であり、

 この地でインドの医方明(いほうみょう)が

 行われていたことを示す。

 その北方柿沼にも雀神社があり、

 「柿」は「古賀:小鳥信仰」で紹介した小鳥の意味の

 kha-ga に依るものであろう。

 行田市内の下増田の近殿神社、「ちかつ」である

 四方寺の湯殿神社(奈良新田にも同名社がある)も

 医薬に係わる神社である。
 
 このようにこの地方には

 インドの古代文化と深い関係が潜在しているのである。

 《参考》

 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿、牛頭、空白の布幕、幕と婦人、マルタ十字紋等
 (アルパチア遺跡出土の碗形土器に描かれている) 
  

 牛頭を象った神社建築の棟飾部

 本生図と踊子像のある石柱

 Tell Arpachiyah (Iraq) 
 Tell Arpachiyah (Iraq)     
 ハラフ期の土器について
 ハブール川
 ハブール川(ハブル川、カブル川、Khabur、Habor
、Habur、Chabur、アラム語:ܚܒܘܪ, クルド語:Çemê Xabûr, アラビア語:نهر الخابور Bahr al-Chabur
 ARPACHIYAH 1976
 高床式神殿
 牛頭を象った神社建築の棟飾部
 神社のルーツ
 鳥居のルーツ 
 

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