2012年2月3日金曜日

『神社』に対する全世界の嫌悪



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録25:5頁

 『神社』に対する全世界の嫌悪

 海外の識者は、たとえ宣長といった学者の存在は知らなくても、

 『日本神話』がどんなに軍国主義を育てたかは、

 おぼろ気ながら感じている。

 二千万を超える死者を出し、

 全人類に大損害を与えた第二次大戦が、

 明治以後の軍国主義・全体主義によることも知っている。

 それがヒトラーのナチズムを生み、

 ムッソリーニの黒シャツ党を育てたことも知っている。

 それらは総て、

 自分たちだけが優秀民族であり、

 人類を支配する権利を神から受けた選民だという教育を武器にしていた。

 そして独裁者は神にも等しい絶対者だと称して、

 国民を奴隷以下の戦士として、

 他国を侵略、強奪したのが、

 過去のどんな天変地異も小さくみえる程の大災害に全人類を落とし入れたことを知っている。

 だから我が国の『神話』が、海外の識者たちにどんなに嫌われていても、

 当然のことだとしか言いようがない。

 海外の人たちの常識では、

 その神話がもとになって作られた

 『神社』が今なお祭り続けられていることに、

 ヒトラーの後継者と称するネオナチ党員に対するより、

 さらに強い危惧感と嫌悪をもっていても当然である。

 我が国の現状ではそれを責める能力も資格もない。

 明治以来の直接被害当事者国が、

 靖国神社参拝に激怒するのは当然なのである。


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