2012年1月19日木曜日

『書紀』は政策史書だと暴露している天智関連記事



 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録24:21頁

 『書紀』は政策史書だと暴露している天智関連記事
 『書紀』は政策史書だと暴露している天智関連記事

 では『日本書紀』は全部の記事がそんな寓意をもった「教科書」なのか?。

 欽明天皇から後は寓話が少なく、一見史書らしい記録記事ばかりになっている。

 しかしよくみると御存知の大化大戦の前後は、

 史実とはいえない政治的小細工に満ちている。

 そこには天智天皇自身が中の大兄の皇子や阿倍の比羅夫や金春秋に分裂して、

 孝徳天皇紀から斉明天皇紀、

 そして天智天皇紀にまで、

 まるで別人のことのように様々に分裂して分散しているのを見る。

 それは古い歴史ではなく、

 『原日本書紀』を編纂し始めた時の、同時代記録なのである。

 企画者自身がそんな「限眩(くら)まし」を実行しているのは、

 旧倭国民への深刻な配慮以外に理由はありえない。

 それは大化改新記事で明らかなように、

 天智天皇の革命が正当な行為だったという主張と、

 日本政権が主流で、

 倭国が亜流で家臣だという観点で貫かれている。

 天智天皇がなぜ?

 新しい国史を必要としたか、

 そのために倭国の歴史がどう抹殺されたか、またそれに対して、

 旧倭国民がどう抵抗したか、人間界の実情に少し鋭い眼をもつ人には、

 簡単に理解できる問題ばかりである。

 それさえも考えなかった在来の学者たちがどの程度の頭脳の持ち主だったか、

 いまさら申し上げるまでもない。

 その説を引用する前にお手持ちの論説文献を、

 この視点からご再検戴くことが、

 絶対に必要不可欠なのである。

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