ウワイト(倭人)大学講義録
『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録24:13頁
定義 『不改常典』は『日本書紀』
定義 『不改常典』は『日本書紀』
それは今後は絶対に改定されることのない
(天皇家が永遠に変わることのない)絶対の歴史だというPRであり、
祈願でもあったから、即位という重大な行事の目玉として、
わざわざ強調するために挿入したのだとわかる。
それが望む通りの効果を挙げるには「典」とは何のことか、
人々に理解できなければ何にもならない。
在来の学者らが「…ではなかろうか」などと迷うような、
所在不明のものでは、即位の詔に入れ、詔書にわざわざ書く必要はない。
そんなことをすれば新天皇の権威を落とすだけである。
どこからみても、それは『日本書紀』以外の、
行方不明になるような安っぽい文書ではない。
どこからみても、それは『日本書紀』だったと定義して、永遠に動くことはない。
『不改常典』は『原日本書紀』だったのである。
しかし元明天皇は気付かなかったが、
その『日本書紀』が女帝制を崩壊させて、
男帝制を定着させたのである。
伊弊諾尊は生き残ったが、伊弉冉尊は死んでしまった。
寓話の内容も女性主導にはケチがつけられ、
男性上位の主張が「国生み・貴子生み」を成功させたと強調してある。
そして『日本書紀』が養老4年に元正天皇に提出された後は、
女帝は、わずかに称徳(孝謙)天皇で終り、
以後は天皇は男性がなることに決まってしまった。
このことから『日本書紀』は誰が書いたか、誰が編集したか、
はっきりわかり、定義できるのである。
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