『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:24頁
しかし現実の仁徳天皇は葛城曽都毘古の子・石之比売命と結婚して
4皇子を儲けるだけで半分しかいない。
みてみよう。
最初の神は天之狭土(サツチ)神と国之狭土神とのペアになっている。
皇子の蝮(タジヒ)水歯別命(反正天皇)の蝮(マムシ)は、短い蛇=ノヅチである。
「・之・土」に合う。
次は天之狭霧神と国之狭霧神とのペアである。
皇子の男浅津間君子宿祢はオアサツマで、天=ア、狭=サ、斉=キ=沖縄語のチが
「浅・津=沖縄語チ=アサチ」と共通している。
第3は
天之闇戸神と国之闇戸神とのペアだから、
皇子の墨江中王と見比べると、闇も墨も共に黒い。
戸の古音は「ヘ」(神戸)、方向を示す助詞は「ヘ」と書いて「エ」と
発音するから江と同じ。
見事にこの皇子を指す暗号になっている。
第4は
大戸惑子神と大戸惑女神である。
これを残る大江伊邪木別命と比べてみると、大戸はオオヘで、
前記の通り「ヘ」は「エ」だからオオエ=大江,惑はワクで別(わく)、
子はコで木(こ)と全部が揃っている。
またペアになっている相手は女神だと明記してあるので、
他の「国」の神も女性すなわち妻を意味することがわかるから、
8神は4皇子に后妃を加えた数に過ぎず、
以上の結果が正しいことをさらに確信させる。
また母の野椎神もノヅチだから反正天皇の蝮という異様な名乗りは、
実は母譲りだったことも、この比較の副産物として確認できる。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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