『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:23頁
ここまでわかると、
では具体的に過去帳になっているか?
検討してみなければならない。
第1は
伊邪那美(イザナミ)命は国生みを終えると再び神々を生む。
風の神・志那都比古神はこの中にいる。
彼の次は木の神・久久能智神である。
応神天皇系の建内一族の名乗りは、ほとんど全てが姓と名に見えるものが
実は同じもので、方言差を併記しただけのものである。
波多八代宿祢は<ワタ>・<ハダ>という2方言だし、
蘇賀石河宿祢は<スガ>・<ソガ>という2方言、
<木角宿祢>は<木の>=<チヌ>と<角>=<ツノ>という2方言である。
だから<木>は古音なら<コ>で沖縄発音では<ク>。<久>は<ク>に合っている。
<木の久能>は<コヌ・クノ>という建内系名乗りにピッタリだから、
応神の皇子・<木菟野>命または<木荒田>=<キノ・コウタ>(高都=クツ)郎女を
さらに一ひねりした名乗りに合う。<久久>と<能智>という2重のダブリは、
この2人を意味していることになる。
第2は
<山の神>・<大山津見神>。
この神は<大山祇>と書くから<ウサギ>すなわち
仁徳天皇であることは、すでに研究済みである。
次の<野の神>は<鹿屋野比売神>。
これも仁徳天皇の姉妹の中を探すと川原田郎女に合う。
<川>は頭音<カ>、<カ>=<鹿>、<原>は頭音<ハ>、
ハ=八=ヤ=屋、田=都=津=ノ=野、郎女=比売である。
この女神には別名があって<野椎神>という。<大山津見の神>は、
この鹿屋野比売神、別名・野椎神と結婚して
次の8柱の子神をもうける。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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ウワイト
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