『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録09:31頁
次は皇子女の名乗りを簡単に見てみよう。
額田は『魏書倭人章』の官名・奴佳鞮。
高目は<タカマ>で高天と同じもの、宮廷を意味する。
木荒田はキイ=霧=霧島と
安楽(大隅)国(ダ)、
荒田(鹿児島市)で安羅国。
根鳥はネチョウで根占。
阿部はアメで阿波・淡、
『隋書』の阿輩=阿波王(アハイ)。
阿貝知三原は淡路島三原郡。
木菟野はキノ=紀伊・チヌ=姐奴国⇒茅沼・ツナ=津名。
三野は弥奴淘から三瀦。
宇遅和紀と宇遅若は倭とチヌ=茅沼・ツナ=津名で津名王と王妃。
八田は波多で「孝元天皇記」の波多八代宿祢の2重名乗りが示すように八代(肥後)。
女鳥の女は沖縄~大隅発音では
ミ、ミトリは緑だが当時はこれに合う地名はない。
「応神天皇記」の「蟹の歌」に伊知遅島、美島があり、
伊地知姓は鹿児島独特の姓だから、
これは同県の三島とみると、
この女王と速總別の悲恋が具体化する。
若沼毛二俣は和歌山と沼島と紀州にまたがった王。
速總別はハヤ・ソオで隼=巴利国と曽於。
大羽江と小羽江はウハイとヲハイで倭⇒上井(大隅と備後)と尾張。
檣日はハタヒ、八代と火の国。
川原田はコウハルダで今の高原(日向)国。
玉はツマ・タイマで
投馬国・妻・当摩(日向)・
但馬・当麻(大和)。
忍坂はニンバン=ニルバナ(臨終)への当て字で、
大中日女は額田大中日子と同じく管掌する仕事の官名。
登富志はトフシで答志(志摩)。
迦多遅は加太(和歌山)道(ジ)。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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