『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録09:30頁
これはさらに確認できるものがある。
それは<イザマワカ>である。
石日売が産んだ皇太子は<伊耶本和気>。
これは<伊邪木=イザナキ>だとよくご存知だ。
高木入日売-伊奢真若(イザマワカ)。
葛城野伊呂売-伊奢麻和迦(イザマワカ)。
石日売-伊耶本和気だから、
女王が産んだ皇太子が<イサナキ>の名乗りをもつ原則がわかる。
また<石>=<イシ>と<イサ>が共通音をもっている。
<砂=イサゴ=石子>、<石=イシ>、
苗字の<石動=イスルギ>、<石の上神宮=イソのかみ>、
と見てくるとサシスソが揃うから、
<イセ=伊勢>もまた<石>と同じものだとわかる。
すると名替えの<伊奢沙(イザサ)和気の大神>も、
垂仁天皇の五(イ)十狭(サ)茅(チ)も
全てがこの<石>と同じものとわかる。
ではこの<石>は何を意味するのか?。
パーリ語でisiイシは卑弥呼の観世音菩薩と同じ仏であり
<聖(ひじり)者=日知りだ。
日知りは日を見る日見子にも天照大神にも通じる>から
石日売が女王であり最高位の存在で、
品陀真若も応神も夫の仁徳天皇も皆、
「石の王(イサナキ)」なのだ。
これで<イサナキ>は決して神話時代だけの存在ではなく、
3世紀の伊声耆(イサンギ)と五十狭茅(イサチ)も
彦五十狭芹彦も同一の名乗りだったのであり、
履中天皇もそれを世襲した一人だった。
だから倭の五王たちは
垂仁天皇の邪馬壹政権の後継者だったことが明確に確認できた。
ここまできて始めて
何故?名乗りが倭国の真の支配者を教え、
真の史実を明瞭に復元することができるのか、
はっきり明快に理解できたのである。
『参考』
翻訳と辞書 [無料]
リンクフリー〔UTF-8 対応版〕
小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
歴史回廊
ウワイト
0 件のコメント:
コメントを投稿