2010年7月20日火曜日

解けた卑弥呼女王共立と『応神神話化・抹殺』の謎

『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:13頁

これで過去に誰ひとり考えもしなかった

「卑弥呼はなぜ?倭国全体の女王に共立されたのか?」

という潜在する疑問が解けた。

それは『仲哀天皇記』や『神功皇后紀』の前半に

書かれた部分に一致していたのである。

しかしその後に、同じ名乗りをもつ<壹與の記事>が混入してしまった。

それにさらに世襲された<歴代の建内宿祢の記事>が加わって、

宿祢は300才という馬鹿げた長寿者に化けてしまった。

こうしたことをそのまま何の検討もせずに、

無考えに受けとった戦後の唯物史観学者?は、

「応神天皇記事は非常識な

『神話』に属するもので、歴史とはいえない」と、

社会科の教科から除外してしまったのである。

自分の無知、無能を国民に押しつけ、

日本人を建国史をもたない未開人にした彼等の行為は、

近い将来、入念に検討されてその犯行が赤裸々になり、

全人類の非難を浴びることは今から眼に見えている。

その神話的野蛮紀事とされた建内宿祢の系譜は、

本号冒頭 頁3の「孝元天皇の后妃皇子女」の系譜に、

卑弥呼の兄の第8代孝元天皇の皇孫、

第9代開花天皇の皇甥と明記されている。

その同一人が第19代の応神天皇を旅に連れ歩いて、

名替えをさせたと信じるほうがどうかしているのである。

そして念入りに系譜を検討すれば、

木宇豆=木珍と木角と木菟野のように、

当て字が異なるだけの世襲名が見つかる。

名乗りの世襲は現代にも続く常識なのだ。

『参考』

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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
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