『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録10:6頁
高志は高氏でもあり、
タカシは大隅語ではタケチでもある。
コシと読むと大隈語ではクシ。
津奈木の南にある鹿児島県の串木野は「高志王(クシキ)ノ」だし、
甑(コシキ)島は「高志王島」だ。
これはクシ来野=高志が来た野。
コシ来島=高志が来た島でもあり、
津奈木が占領される前の統一経過と経路が記録されていることは、
その配列から言っても間違いない。
すると見逃せない伝承が八代にある。
「河童上陸の地」という石碑が今も建つ遺跡が現存しているからである。
河童をわざわざカッパという特異な発音で読むのは、
カルデアの隣人カッパドキャ人が来たとまでは断定しなくても、
その名が影響しているかどうかという研究課題であり、
高族の祖である
カリエン=カルデアン=カレン族の風俗「おカッパ頭=断髪」
(拙著『日本人のルーツ』=保育社の『南島漂流記』挿絵スケッチに見る
沖縄のギリシャ型の髪型と服装と三叉矛)
との関係は、江戸時代まで残っていた沖縄風俗と、
現在のカレン人の風俗と古代ギリシャ風俗資料が大量に実在していて、
否定することは不可能である。
これらの木・串・高志の共通音は「ク」である。
クの国=久野国=狗奴国=ク国(マ)=熊・肥・球磨はこうして生まれた。
その実体は高国(クマ)だったのであり、
建内・武内ノ高志(タケチ)だったのだ。
「気比の高志の前の角鹿」は
「木国(クマ)の建内の、以前(もと)の角鹿、今の津奈木」以外にない。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
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