『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録09:26頁
これは后妃たちの家が天皇の出身よりも
上位にあったことを証言している。
どんなふうに上位にあったか?、
それは彼女たちの名乗りでわかるはずである。
見てみよう。
高木入日売>の高木は、高いをタケといい、
<キ>を<チ>と発音する大隈発音で<タケチ>。
武市や武内・高知と同じで、
タケシ=倭王・武>にもつながるし、
<高>を<コウ>と読めば<コウチ>という発音で
高知・川内・河内・蓋(コウ)歯(シ)王・倭王・興にもつながる。
天孫降臨では高木の大神と天照大神が天孫を降臨させるが、
そのまま名乗りをもっているのだから、
この皇后が、実は女王で、
応神はそこへ婿入りしたことは間違いない。
だから彼の地位は、
祭祀王ブラフマン(婆羅門)に仕える
軍事王クシャトリア(大元帥)>にあたり、
その官職を子孫の<倭の五王>たちも
「七国諸軍事」と表現しているから疑問の余地はない。
その妹・中比日売は
ナカと読むと福岡を流れる<那珂川に、
ナカツと読むと大分県中津市に、
その後身は大阪市の中津>に及んで<>倭国の発展移動の道筋を示すし、
弟日売も垂仁天皇・山上王・位宮が
主人公である竜宮城伝承の乙姫に始まって、
オトの大隈発言が<ウト>であることに注意すれば、
宮崎県の鵜(う)戸神宮>や
熊本県の<宇土(うと)半島、
広島県呉市の<音戸の瀬戸>にも結びつき、
やはり倭国の移動発展の道筋に、
重要な名乗り地名として分布して残っている。
『参考』
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小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
『メソポタミア世界』
シュメル-人類最古の文明
歴史徒然
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