2010年1月10日日曜日

表現は「目的のものだけ」に絞る

 『出典』言語復原史学会・加治木義博:大学院講義録02:17頁

 その銅鐸圏の地図が何を立証するか、を読者と共に考えるのが、

 この部分の目的である。

 地図には銅鐸の出土量に比例した数の銅鐸型の標識と、

 古代の国名が書いてある。

 この2つのファクターがここの主題になるから、

 現代の県名や他の出土品などの、

 画面を複雑にして印象を破壊する因子は皆とり除いてしまう。

 これだと読者の記憶力に余り負担をかけない。

 この2つのうち国名は『魏書倭人章』に記録があるから、

 直接、比較することができるが、

 その国名は読者を悩ませて嫌わせる「難解な発音」でできている。

 在来ならそこで倭の国名の読み方から説明にかかるのだが、

 それではますます目的から遠ざかるから、

 読み方の説明は省略してしまう。

 その代り比較する国名にルビ(カナ)をふっておく。

 これだと読者には負担がかからないし、

 読者自身が簡単に比較できるから、

 自発的に比較して再確認し、

 文字は違っていても発音が共通していることを明確にし、

 共通の国名が少ししかないことを、しっかり納得してもらえる。

 この場合も、過去の論文なら、発音の一致しない国名も、

 全部ならべて「完全」にしようとしたが、それは読者の頭を、

 いたずらに混乱させ、過労させて、

 それ以後を読み続ける意欲を殺(そ)いでしまうから、

 肝心の目的を達成できない。

 形式悪のために自滅することになる。

 だから、それより半島から倭へのコース上の国々に話題を変える。

 『参考』

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 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書"
 『メソポタミア世界』
 シュメル-人類最古の文明

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