2011年10月25日火曜日

詰まらなく見えるが「大きな証拠」


 『出典』言語復原史学会加治木義博大学院講義録21:23頁

 《詰まらなく見えるが「大きな証拠」

 それを

 「中国崇拝の極、尊い神武紀元を讖緯説(しんいせつ)で汚(けが)した」として

 『日本書紀』を罵倒した本居説は、

 貴重な文献『日本書紀』を抹殺しようとした極端な暴論のように見えるが、

 このままではそれが間違っているという結論も出せない。

 だが、はっきり結論を出せるもう1つの記事が『日本書紀』にはある。

 それを見落としていては何にもならない。

 「神武紀」の初め、前書きの部分に年代が出てくる

 「自 天祖降跡 以遠(=以来)于今(=今迄)一百七十九万二千四百七十余歳」。

 天祖(=天孫)彦火の瓊瓊杵(ニニギの)尊の降臨からの年数だというのだ。

 先縄文文化の発生でも西暦前30万年なのだから、神武天皇の父の祖父、

 4代前の尊が180万年も前の原始人類であるはずがない。

 今なら大笑いされて信頼を失うに決まっている事を大まじめで書いているのが

 『日本書紀』なのである。

 これも宣長なら罵倒の材料である。

 『日本書紀』編者はウソで固めて、何をしようとしたのであろうか?。

 中国の讖緯説は『日本書紀』の編纂目的が、

 唐への国力誇示だという事情で説明がつくが、

 こちらは相手が唐では、

 かえって馬脚を顕わして逆効果になるのに、

 敢えてそれをしている。

 これでは

 「人をバカにしている、デタラメもはなはだしい」と、

 宣長に同調したくなる。

 『My ブログ』
 歴史徒然
 ネット歴史塾
 ウワイト(倭人)ウバイド        
 オリエント歴史回廊(遷都)    
 古代史の画像 
 歴史学講座『創世』うらわ塾
 「終日歴史徒然雑記」
 「古代史キーワード検索」         
 
 小林登志子『シュメル-人類最古の文明』:中公新書
 メソポタミア世界
 シュメル-人類最古の文明 
 The ETCSL project,Faculty of Oriental Studies, University of Oxford

 『検索』
 GoogleWeb検索
 Google画像検索
 YahooWeb検索
 Yahoo画像検索
 翻訳と辞書
 リンクフリー〔UTF-8 対応版〕 

0 件のコメント: